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インプラント手術前に風邪を引いたら延期すべき?

インプラント手術前に風邪を引いたら延期すべき?

寒さが厳しくなるこの時期は、体調を崩しやすくなるものです。特にインプラント手術という大きなイベントを控えていると、緊張や疲れから、喉の痛みや鼻水といった風邪の初期症状が現れることも少なくありません。「せっかく予約した日だから、無理をしてでも受けるべき?」 「でも、手術中に咳き込んだら危ないかも……」

そんな不安を抱えている方に向けて、今回はインプラント手術と風邪の関係、そして体調不良時の判断基準について詳しくお話しします。

インプラント手術前に風邪をひいたら

風邪を引いたと感じたら、まずは早めに歯科医院へご連絡ください。以下のようなケースでは、安全を最優先し、手術の延期や日程変更が必要になる場合があります。

高熱
高熱がある状態での手術は、想像以上に身体を消耗させます。発熱時は脈拍が速くなったり、血圧が変動しやすくなったり、体調変化が起きやすいといったリスクがあります。
激しい咳や喉の痛み
インプラント手術は、仰向けの姿勢で1〜2時間ほどお口を開けたままの状態が続きます。鼻詰まりや喉の痛みがあると呼吸が苦しくなり、患者様にとって非常に大きな負担となります
強い倦怠感
無理に「耐える」手術は心身に過度な負担をかけ、治療へのトラウマになりかねません。万全な体調でリラックスして受けていただくことが、安全でスムーズな治療、そして良好な術後経過につながります。

「軽い鼻水だけだから」といった自己判断は禁物です。事前にご相談いただくことで、歯科医師が術後の経過やリスクを予測し、安全に治療を行えるかどうかを適切に判断します。

手術と風邪のリスク

無理をして手術を受けることは、せっかく入れたインプラントの寿命を縮めてしまうことにも繋がりかねません。具体的にどのようなリスクがあるのか、知っておきたい3つのポイントをまとめました。

リスク

免疫力低下による
細菌感染

インプラントを顎の骨に埋入した直後は、傷口が最もデリケートな時期です。風邪により全身の免疫力が低下していると、本来なら抑え込めるはずの細菌に感染しやすくなります。感染が起きると、インプラントが骨と結合が妨げられ、最悪の場合はインプラントが脱落してしまうことにもなりかねません。

リスク

麻酔の効果や体調変化

風邪で発熱や倦怠感がある時は、自律神経が乱れ、血圧や脈拍が不安定になりがちです。これにより、局所麻酔が普段通りに効きにくかったり、逆に麻酔による血圧の変動が大きく出たりすることがあります。安全に麻酔を管理し、安定した状態で手術を行うためには、健康な体調であることが大前提となります。

リスク
3

手術中の安全確保

インプラント手術には、数ミリ単位の非常に精密な処置が求められます。鼻詰まりによる呼吸の苦しさや、突発的な咳・くしゃみは、手元の狂いを招き思わぬ事故につながる恐れがあります。安全に、そして正確にインプラントを埋入するためにも、体調に不安がある状態での手術は危険です。

インプラント手術前にベストコンディションを作るために

手術当日を万全のコンディションで迎えるために、今日からできる3つの習慣を心がけましょう。

加湿と保温を徹底する
喉の粘膜を乾燥から守ることは、ウイルスの侵入を防ぐ最も有効な手段の一つです。特に冬場は、寝室の湿度を50〜60%に保つのが理想です。しっかり体を温め、ウイルスを寄せ付けない環境を作りましょう。
口腔ケアを念入りに行う
お口の中の細菌数が多いと、風邪を引きやすくなるだけでなく、術後の感染リスクも高まります。丁寧なブラッシングに加え、殺菌効果のあるマウスウォッシュを併用し、清潔に保っておくと手術の成功率を高めます。
睡眠とビタミン補給で免疫を高める
手術の1週間前からは、意識して早めに就寝し、心身を休ませてください。また、粘膜を保護し免疫を助けるビタミンCやAを積極的に摂取し、内側からも負けない体を作っておくことが大切です。
体調がすぐれない場合は
早めに連絡を
インプラントは、これから先、何十年と食事や笑顔を支え続ける大切な財産です。その第一歩となる手術において、不安や後悔のない状態で臨むことは、何よりも重要なポイントとなります。 もし体調に少しでも不安を感じる場合は、無理をせずまずは歯科医師に相談することが大切です。健康状態に合わせた最適な治療スケジュールを検討することで、より安全で確実な治療結果へとつながります。