セルフケア
基本はプラークを残さず落とすこと
プラークの溜まりやすい場所
おすすめグッズ6つ
歯間ブラシ・デンタルフロス
歯と歯の隙間は歯ブラシの毛先が届きにくいため、4割ものプラークが取り切れずに歯間に残ってしまいます。歯間ブラシやデンタルフロスを併用することで、9割近くの歯垢を歯間から除去できます。
歯間ブラシとデンタルフロスは、歯間の状態によって適したものが異なります。歯と歯の間に隙間ができていたり、インプラントブリッジをお使いの方は、歯間ブラシが向いています。歯茎が引き締まり、歯間に隙間のない方、インプラント単体をお使いの方は、糸のようなデンタルフロスがオススメです。
タフトブラシ
通常の歯ブラシよりもブラシ部分が小さいタフトブラシは、奥歯の一番奥の側面や、重なって歯が生えているところを磨くのに最適です。ブラシが円錐形なので隙間を磨きやすく、インプラントの義歯と歯茎の境目にブラシを当てて小刻みに動かすと効果的にプラークを除去できます。
舌ブラシ
舌の表面に白っぽいものが付着していませんか? それは舌苔(ぜったい)と呼ばれ、口臭の原因として挙げられることの多い沈着物です。プラーク同様に細菌の塊なので、いくら歯磨きを行っても舌苔が残っていれば、インプラント周囲炎の発症リスクは抑えられません。
また、舌は繊細なので1日1回、専用の舌ブラシで優しく磨くようにしましょう。力強く歯ブラシで磨いてしまうと、舌を傷付けるだけでなく、味を感じる部分にも悪影響を与えます。
歯磨き粉・歯磨きジェル
インプラントと残っている歯を守るために、歯磨き粉や歯磨きジェルを使うことをおすすめしています。インプラントのチタンはフッ素で腐食する場合がありますが、歯磨き粉に含まれている濃度では影響はありません。
残った歯を守るためにもフッ素配合の歯磨き粉・ジェルを選ぶ方が良いですが、研磨剤入りのものは避けてください。人工歯を傷付けてプラークが付着しやすい状態にしてしまいます。
デンタルリンス
デンタルリンス(液体歯磨き)は口腔内細菌の働きを抑え、インプラントや天然歯の表面にプラークを付着しにくい状態にしてくれます。もちろん、歯磨き粉と同じようにフッ素が含まれていても問題はありません。
なお、洗口液とは使い方が異なります。デンタルリンスは口に含んでうがいをした後に、歯磨きを行います。また、デンタルリンスを使う頻度は、1日3回までにしましょう。お口の中に必要な細菌までを殺菌してしまうため、何度もうがいをしてしまうと口腔カンジダ症を発症してしまう恐れがあります。用法容量を守りましょう!
プロケアがインプラントを守る